■ 患者さんの真の利益のために
きちんと受診されむし歯がゼロの健康なお口の状態を手に入れた患者さんが、数年後に来院されると再びむし歯ができていたり、歯周病が進行していたり・・・ということを多く経験してきました。このような“悪くなってから”治療する従来型の歯科診療に対して憤りを感じていました。
また、治療をしていない時に比べて、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療をした後はお口の中の状態が複雑になるため、自己管理がより一層難しくなります。 そこで、患者さんの真の利益のために、生涯にわたりお口の健康を維持し健全な機能を全うするためには、「治療中心の従来型歯科診療」ではなく、「むし歯のプロセスに対する治療」、「健康を守り育てる歯科医療」、「定期管理型歯科診療」などの“予防”を基盤とした歯科診療が必要だと考えています。 そこで、かわわデンタル&ケアクリニックではこれを実現するために治療を行うスペースとは別にメンテナンスや予防処置を行う専用のスペース「削らないお部屋(ケアルーム)」を設け、そこで歯科医師や歯科衛生士さんがメンテナンスや予防処置をおこなうシステムをご用意いたしました。 また、患者さんの希望があれば「削る、詰める、抜く」などの治療をせずに、歯のクリーニングや歯石取りなどの処置だけでも積極的に行っています。 お子さんへ(乳幼児〜12歳くらいまで)乳幼児期 乳幼児期は自分の健康を自分で守ることがほとんどできない時期です。保護者によるホームケアと歯科医師・衛生士によりプロフェッショナルケアを組み合わせていくことが必要です。 6歳〜12歳 成長するにしたがい自分でケアできるようになり安定する時期もあります。しかし生活行動範囲が広がり食習慣が多様化してくるとむし歯になるリスクは高まります。 このようにお子さんは成長にともなってむし歯になるリスクが異なるので、日々のホームケアと1年に3回(4ヶ月に1回)程度のプロによるお口の健康チェック(定期検診)をオススメします。
■ フッ素塗布
フッ素は乳歯や生えたばかりの永久歯のむし歯予防に効果的です。乳歯や生えたばかりの永久歯の表面はきれいなエナメル質の結晶が整っていない場合が多く、ツルツルではありません。乳歯や生えたばかりの永久歯には茶渋がつきやすく汚れやすいのはそのためです。ですから酸に溶けやすくむし歯になるリスクが高いのです。大人の歯のように生えて時間がたった永久歯の表面は堅く酸にも強くなります。早く大人の歯のように丈夫な歯に早くしてあげようと言うのがフッ素です。フッ素には歯の表面を堅く丈夫にする効果と抗菌作用があります。少なくとも一番奥の永久歯(12歳臼歯)が生えるまでは定期的にフッ素塗布を受けるられることが大切です。年齢的にはかなり個人差がありますが1歳半頃から13、4歳までです。 当院で行うフッ素塗布は、保健センターなどでも広く一般に行われている方法で、高濃度のフッ素溶液(2%NaF・酸性フッ素リン酸溶液)を年 3〜4回(3〜4ヵ月ごとに)行う方法です。短時間で終わるため小さなお子さんでも塗布することが可能です。フッ素溶液(ジェル)には後味の悪いものがあり、お子さんが嫌がることがあると思いますが、当院ではリンゴ味のフッ素ジェルを使用するため、塗布後30分間はうがいはできませんがそれほど不快ではありませんのでご安心ください。お子さんから「おいしい」とご好評をいただいています。
■ クリーニング
フッ素を確実に歯に作用させるためにフッ素塗布の前には毎日の歯みがきでは取れない、こびりついた歯の汚れを専門的な器具を使ってきれいにクリーニングします。この時使用する器具は歯を削る時出るよう大きな音が出ないものを使用しますので、音が怖いお子さんも安心です。
■ シーラント
奥歯の溝にできるむし歯は、生え始めから2〜3年以内にできやすく、特に6歳臼歯は早期にむし歯になってしまうことが多いと言われています。シーラントは、この奥歯(永久歯)の溝を、むし歯になる前にプラスティックのお薬で埋めてしまう方法で、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯(6歳くらいで1番最初に生える奥歯)に効果的です。 咬む面を守るシーラント、歯と歯の間を守るデンタルフロス(糸ようじ)、フッ素塗布、毎日の歯みがきを組み合わせることによってお口の健康をしっかりと守ることができます。 大人の方へ
■ お口の健康チェック(定期検診)
治療がすべて終わったら、定期検診(1年に3回程度/4ヶ月に1回)を受診されることをオススメします。痛くないときの通院は面倒だとは思いますが、痛くなる前の定期検診はご自分の歯を残すためには大変重要です。定期検診を受けていると将来自分の歯を多く残せることが統計的にも明らかになっています。
私たちは皆さんがお忙しい中都合をつけて受診され手に入れたお口の健康を長持ちさせていただきたいと切望しています。それがその後の大きな身体的負担、精神的負担、経済的負担を避けることにもつながります。
■ 大人の歯みがきレッスン
治療の状況、歯(入れ歯)の状態・長さ、歯ぐきの位置等の個人差に応じて、それぞれの方に必要なお手入れを確認していただき、適切な方法を見つけ、必要に応じて練習します。
普通の歯ブラシ(磨くところの大きさは様々)、歯間ブラシ、デンタルフロス、など様々な器具を使用しながらお一人お一人に適した方法をご希望に応じてご提案いたします。
■ フッ素塗布
フッ素は歯のエナメル質のハイドオキシアパタイトと結合してフルオロアパタイトになることで、耐酸性が向上し歯を虫歯になりにくくする治療です。
特にまだ未成熟な生えたての歯に塗布すると効果がありますが、大人になってからでも効果はあります。大人の場合は特に歯を削って詰め物、かぶせ物をした後の2次むし歯の予防に効果的です。実際にはフッ素ジェルをピンク色の歯形のスポンジにしみ込ませて3分間噛んでいてもらうだけです。同時に上下の歯を一度に処理できるのであっという間ですので是非お試しください。
■ ホワイトニング
お口の中の状態、ご希望の白さ、黄ばみの原因、ご予算、ライフスタイルなどによって
いくつかの方法からお選びいただけます。お気軽にご相談ください。 歯石除去 健康保険適用 症状に応じて1〜8回程度 ホームホワイトニング 上または下の歯全部(3回) 自費診療になります (専用トレー型取り・製作費、専用トレー、ジェル2本、 歯科医師による評価込み) 上下全部の歯(4回) 自費診療になります (専用トレー型取り・製作費、専用トレー、ジェル4本、 歯科医師による評価込み) 専用のトレー(マウスピース)にホワイトニングジェルを入れ、歯に装着し歯を白くする方法です。 当院で行うホワイトニング治療は、ご自宅で気軽に行う方法「ホームホワイトニング」です。まず、当院でお口の歯型を取り、その歯型をもとに作成したマウスピースの中にホワイトニング用のジェルを入れてお休み中などに1〜2時間程度お口にはめていただきます。これを2週間程度(約14回程度)続けることで白い歯を手に入れることができます。お口にはめるマウスピースは無色透明で非常に薄いため、見た目にもわからずおしゃべりも可能です。クリニックで行うオフィスホワイトニングに比べ濃度の低い薬剤を使用するため効果を実感するまでに時間がかかりますが、薬剤が深く浸透するため色の後戻りのスピードがゆるやかで、白さを長時間維持することが期待できます。 ホームホワイトニングのご注意点 以下の点をご了承いただきますようお願いします。 1.むし歯があるとホワイトニングはできません。 むし歯や歯周病がある場合は治療が優先となります。 2.ホワイトニングの効果には個人差があり効果が出ない場合もあります。また、効果は少しずつ後戻りする場合もありますので定期的に短期のホワイトニングを行うことで継続的に白さを維持することができます。 3.稀ですが歯に痛みを覚える方もいらっしゃいます。 「痛いから歯医者に行く」のではなく、「痛くならないように」お気軽にご来院いただき
お口の健康を長持ちさせていただきたいと願い、「削らないお部屋(ケアルーム)」を3つ設けています。 「「クリーニングだけ」「歯石除去だけ」でもいいのかしら・・・」という方もお気軽にご来院ください。
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